手話で学ぶ

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 子どもたちの元気な笑顔が教室中に広がる。時には羽目を外して先生からお小言を頂戴する生徒もいるが、その表情の豊かさに驚かされた。
ここは東京都品川区に今春開校した学校法人明晴学園だ。日本で初めて日本手話で授業を行う私立のろう学校として、幼稚部と小学部合わせて41人が通う。 ろう児が自然に身につける日本手話を第1言語に、その習得に合わせて第2言語として日本語の読み書きを学ぶバイリンガルろう教育を行っている。
 現在、国内には104校のろう学校があるが、これまでろう教育の現場では残存する聴力(難聴児の場合)や口話(読唇)を併用した聴覚口話法が主流だっ た。かつて聴者側の論理から強制的に手話が禁止された歴史もある。しかし、ろう児にとって「たばこ」「たまご」「なまこ」など口の形が似ている言葉はその 前後で意味を推測するしかなく、口話自体に時間と力を削がれて内容が十分に伝わらず、そのため誤解も生じやすく、日本語の苦手なろう者を生み出していると の指摘もある。「日本手話はろう者にとっての自然言語。ろう学校での聴覚口話法は多くのろう児にとって負担が大きく、知識の習得は困難。自分たちの言葉で ある手話で学ぶことでろう者としての誇りも芽生える」と話すのは明晴学園の米内山明宏理事長。近年になり国内外で手話が独立した言語として再認識されてお り、国連の障害者権利条約にも手話の言語性が明記された。ろう者のことはろう者が決める当事者参加・決定が大切で、聴者はサポーターに過ぎないことを忘れ てはならない。

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