路上に生きる

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 実体の伴わない景気回復が唱えられた今日、東京だけでも3000人を越える人たちが路上での生活を余儀なくされている。都や区の行政レベルでも未だ適切な対応が取られておらず、各種支援団体が頼みの現状だ。
 ホームレスという言葉があるが、彼らにとって段ボールやブルーシートで囲われた小さなスペースが住居であり、決して家無き者(ホームレス)ではない。本当に小さな家だが、中には鍋や食器などの家財道具、それに文庫本が山と積まれていた。
 上野や新宿、銀座の街頭で、彼らの人間味あふれる暖かい瞳に惹かれて撮影を始めた。仲間内にはユニークなニックネームがある。
 白ヒゲが立派な「森繁さん」
 ラジオの修理が得意な「電気屋さん」
 いつも帽子を離さない「ベレー帽」
まるで昔の長屋のようだ。
 野菜や揚げ物、毎朝、どこからか材料を調達してきては仲間みんなの食事を作る「みっちゃん」
 早朝から自宅兼用のリヤカーを引いて、汗を垂らしながら段ボールを集める「新さん」
 駅のホームで読み捨てられた雑誌を拾い集めて小遣いを稼ぐ「兄やん」
 寂しがり屋でいつも猫と一緒の「としちゃん」
 一緒に笑う友達がいて、愛し合う恋人がいて、時にケンカもするが、ともに助け合い、差別や偏見なと戦いながらも、みんな一生懸命に生きている。近頃、路上生活者を襲う事件が多発している。隣人として彼らを見つめて欲しい。 

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